- 中国進出で知っておきたい商習慣・経済情報
- 韓国進出で知っておきたい商習慣・経済情報
- ベトナム進出で知っておきたい商習慣・経済情報
- インドネシア進出で知っておきたい商習慣・経済情報
- ロシア進出で知っておきたい商習慣・経済情報
- ミャンマー進出で知っておきたい商習慣・経済情報
中国や北朝鮮と同じ社会主義国家のベトナムは、一党独裁の体制ながら比較的政治が安定しており、1986年の*ドイモイ政策を皮切りに市場経済を導入し、経済成長路線に大きく舵を切りました。
ベトナムの人口は毎年100万人ずつ増えており、2029年までに一億人を突破、人口増加が2040年頃まで続くといわれ、成長著しいASEANの成長株として注目を集めています。
ドイモイ政策以降、約30年超にわたりGDP成長率5%以上を維持しており、増え続ける人口の旺盛な個人消費に支えられ、経済は今後も堅調に推移していくと予想されます。
2009年の小売業への規制緩和(外国資本100%が認可)を背景に、この拡大する消費市場をターゲットとした、海外からの小売業への参入が相次ぎ、イオンモール、セブンイレブン、高島屋など、日系企業も続々とベトナム進出を果たしています。
*ドイモイ政策…社会主義路線を見直し、企業の自主的な運営や、個人/企業の私有財産を認め、海外資本の受け入れ(規制緩和)を進めるなど、市場経済を導入した。
そのようなベトナムへ進出したい、ベトナム企業と取引をしている方向けに、経済に特化した情報を共有いたします。
対日貿易の主要品目(構成比)
ベトナム政府は外資企業の参入を促進するための規制緩和を積極的に進めています。
最近では、ホーチミン市で国際金融センターの建設が進んでおり、ASEAN全体の金融ハブとなることが期待されています。また、交通インフラの整備も進み、都市鉄道(メトロ)1号線の開通により都市部の移動がスムーズになりました。
ただし、規制緩和が進む一方で、ベトナム独自の法律や税制の違いがあるため、進出前には十分なリサーチが必要です。
ベトナムでは、一部の小規模企業を除き、原則全ての企業が決算書を決算日から3カ月以内に所定の政府機関へ提出する義務があります。
決算期は12月の企業が多く、原則4ヶ月後に、決算書が入手可能になります。
クレディセイフでは、様々な公的機関、および現地の有力なパートナーから情報を入手し、レポートを作成しています。
売上げ高トップのVingroupは、不動産事業を中核に、小売、旅行、病院など多角的な事業を展開するベトナム最大の民間企業です。
子会社が運営するショッピングモールの「Vincom Center」や「Vincom Plaza」、コンビニエンスストアの「Vinmart」をベトナム全土で展開しています。
また、2017年には、国内初の自動車メーカー「VinFast」を設立し、東南アジアトップの自動車メーカーになることを目標に掲げています。
成長著しいベトナム経済の先端を走るVingroup、今後の動向に目が離せません。
売上高:※非公開(金融報告によると 約$3,500M〜$3,800M)
CEO: Nguyễn Đức Vinh
Industry: Banking
HQ Location: Ha Noi
Website: https://www.vpbank.com.vn
Employees: 約24,000名
売上高:※非公開(IR資料などから 約$3,800M 前後)
CEO: Trần Kinh Doanh
Industry: Electronics Retail
HQ Location: Ho Chi Minh City
Website: https://www.mwg.vn
Employees: 約70,000名
売上高:※非公開(推定 約$4,000M前後/財務報告あり)
CEO: Nguyễn Việt Thắng
Industry: Steel / Metal Manufacturing
HQ Location: Ha Noi
Website: https://www.hoaphat.com.vn
Employees: 約28,000名
売上高:※非公開(上場企業開示によると 約$5,000M超と推定)
CEO: Nguyễn Việt Quang
Industry: Real Estate
HQ Location: Ha Noi
Website: https://www.vingroup.net
Employees: 約50,000名