海外与信管理における一般的な商習慣:信用照会(Trade Reference)

海外与信管理入門~これだけは知っておきたい海外与信管理36のポイント~

※提供は法人のみ

信用照会(Trade Reference)

 

日本ではあまり馴染みがありませんが、海外の与信管理ではTrade Reference(信用照会)という商習慣が一般的に行われています。

これは、銀行に取引内容を確認する「銀行照会(Bank Reference)」の企業間取引版といえるものです。

日本でも、取引先の支払い状況を同業者にそれとなく尋ねるケースはありますが、そのためには業界内での人的ネットワークが欠かせません。

業界での会合や交流会などを通じて、日頃から顔見知りになっておく必要がある。

一方で、海外では面識のない企業同士でも支払情報を交換することが常識となっています。


多くの与信取引申請書(Credit Application Form)には、信用照会のための記入欄が設けられており、一般的には3〜5社の主要仕入先とその連絡先を記載します。


信用照会を依頼された側は、取引金額や支払条件、支払サイト(支払期間)、遅延の有無など、実際の取引状況に関する具体的な情報を提供します。

もちろん、これらの情報提供は法的義務ではなく任意です。
ただし、多くの場合、情報を提供することで相手からも有益な情報を得られるという「ギブ・アンド・テイク」の関係が成り立っています。


こうした相互協力により、企業はリスクを抑えながら新規取引を進めることができます。

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※「海外取引のはじめかたとリスク管理」に移動します。

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これだけは知っておきたい海外与信管理36のポイント

「すでに海外取引を行っているが、与信管理が正しくできているかわからない」

「これから海外取引をはじめるにあたり、参考となるものが欲しい」

このようなお悩みをお持ちの方へ、オススメします。

 

目次(一部抜粋)

  • 日本企業が陥りやすい海外取引の過ち
  • 海外与信管理では一般的な商習慣、信用照会
  • 海外取引先の分析~5C's of Credit~
  • 海外取引における危険な兆候
  • 外国人弁護士起用の注意点
  • 海外の取引先が倒産したら

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